武田時綱
武田 時綱(たけだ ときつな、1245年~1307年)は、鎌倉時代中期から後期にかけての武将、御家人。甲斐武田氏第5代当主。通称は六郎。『甲斐信濃源氏綱要』によれば父は武田信時、母は右馬権頭頼茂(=源頼茂か)の娘。子に武田信宗。
建長5(1253)年1月15日の元服の際、当時の執権・北条時頼が加冠役(烏帽子親)を務め、それまでの例に因(ちな)んで(偏諱を受け)名を「時綱」と号したと伝える。
父・信時と同じく北条氏の通字「時」を受けたため、同名を避ける理由で武田氏の通字「信」は用いなかったと思われる。「綱」は叔父・政綱の影響を受けたものかもしれない。
(参考ページ)
出典
*1:系図綜覧. 第一 - 国立国会図書館デジタルコレクション より。高野賢彦『安芸・若狭武田一族』(新人物往来社、2006年)P.50・54 でも言及あり。