Henkipedia

アンサイクロペディア、エンサイクロペディア等に並ぶことを目指す、Wikipediaの歴史系パロディサイト。扱うのは主に鎌倉時代、たまに室町~江戸時代も。主に"偏諱(へんき)"に着目して、鎌倉幕府御家人の世代や烏帽子親(名前の1字を与えた人物)の推定を行い論ずる。あくまで素人の意見であるから、参考程度に見ていただければと思う。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

斯波高経

斯波 高経(しば たかつね、1305年~1367年)は、鎌倉時代後期から南北朝時代の武将にかけての武将、守護大名。足利高経(あしかが ー)とも。 『続群書類従』所収「山野辺(山野邊)氏系図」*1の高経の注記に「貞治六年七月十三日卒。年六十三。」とあり、1…

真壁高幹

真壁 高幹(まかべ たかもと、1299年~1354年)は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての武将。 真壁氏は桓武平氏の一門・大掾氏(多気氏)より分かれた一族で「幹」を通字としていた。 父は真壁幹重とされる。川島孝一氏の説によると、1299年9月生まれ*1。…

小山時長

小山 時長(おやま ときなが、1246年~1276年)は、鎌倉時代中期の武将。鎌倉幕府の御家人。 通称は五郎、左衛門尉、下野大掾。父は小山長村、母は海東忠成の娘。(以上『尊卑分脈』より) 『鎌倉大日記』建治二年の項に「五月小山判官時長卒、三十一歳」*1…

鎌倉時代の一字付与

historyofjapan-henki.hateblo.jp ▲前回記事 に紹介した論文のうち、 今野 慶信 氏「鎌倉武家社会における元服儀礼の確立と変質」(所収:『駒沢女子大学 研究紀要 第24号』P.37~55、2017年) の文末には、鎌倉時代の元服について史料・系図などで判明して…

偏諱に関する研究・論文

このページでは、当ブログで主に扱っている、 鎌倉時代 ~ 南北朝時代 の “偏諱” についての先行研究(論文など)を紹介します。 同時代は後の室町・江戸時代のような一字書出や加冠状といった、元服に関する史料がほとんど残っていないため、その “偏諱” に…